今回の企画に置ける様々な裏話をレポート。
夜露紫紅パンダ!



第壱話 白黒の向こう側へ


桜舞い散るある日の午後、パンダーマンとゆかいな仲間たちは、
今にも破裂しそうなムッチムチの笹団子の如く膨れ上がった気持ちを、
無理やりに「むんっ!」
と押さえつけるかのように車に乗り込んだ。

高速を飛ばし、向かうは目的地、
その名もバー「monochrome」

って、モノクロームって!!
パンダだしっ!
どんだけぴったりだよっ!!
奇跡?マジ奇跡どんだけ?!

車のバックシートには白黒のコスチュームと、主役である中の人(俺)
運転席には「まさこノー塩、ノーライフ」
でお馴染み、お下げ髪のまさこ。
乳首の透けた律儀で残念な男こと、
イケメン大里マネージャーは別車両にて出発。

いちごのショートケーキのTシャツがお似合い、
餃子の王将森ガールのkana嬢は、
今回どうしてもはずせない森の妖精さんとの会合があり、やむなく欠席。

オーノー残念・・・。
イッツア残念な気持ちワールドin博多。
ショック!パンダーーーショック!
マジかよベイベー。悲しすぎるぜっ!

しかしっ!だがしかしっ!
一瞬不穏な空気が漂いかけたその時、パンダーマンは言った。

「でも、いいんだよおう!白黒だよおおう!
森に入ったkana嬢も、妖精さんと話しながら、
俺たちパンダーマン御一行の動向を見守ってくれているはずだよおう!」
と!


そう、そうさっ!どこに居たって、俺たちの心はひとつ。
行こうぜっ!今こそ白黒の向こう側へ!

車中でも、パンダーマンは、白黒のコスチュームのチェックに余念がない。

白黒の境界線はくすんでいないか、
首につける愛と平和の象徴である赤い薔薇は今日も輝いているのか、

パンダの耳は油断するとついつい垂れがちなのが唯一の気がかりで、
なんか腹立つぜこのしょんぼりした耳はよっ!とか。

昨日は興奮して眠れなくて俺、
目の下にクマができちゃってんだけど、
パンダなのにクマってのはまずいんじゃないのっ?!
どうなのっ?!大丈夫なの?!って、
そんなのどうでもいいかっ!関係ないか!

とかとか。
そして本当にどうでもいいところでは、

「しいなえいひ的には大丈夫でも?
えいひデラックス的にはありなのかどうかが重要だとおもうわけよ?
俺的には?アイラブユ〜オ〜ケイ?
E・SIINA!」

なんて、パンダーマンのくせに舞い上がったのか一時は
矢沢永吉さんばりのビッグ発言も飛び出しつつあった。

そんでもってやっぱり気になるのは、

あたしたちパンダーマン御一行の心の笹団子は、
今日もあんこマックスむっちむちなのかどうかってこと!

主役であるパンダーマンを気遣い、
安全運転を心がけるまさこを容赦なく邪魔するかのように、
車中でもパンダーマンは薔薇色の笹を一心不乱に振りまわす。

ささ〜
さささわ〜
ぶんぶんぶん!さわわ〜
ぶんぶんぶんぶんっ!

「白黒の〜向こう側には何がある〜
パンダ笹笹散りゆく桜〜(パンダーマン、心の短歌)」

なんて即興の短歌も詠み詠みテンション上がりまくる道すがら、
流すBGMはもちろん、マイケルのブラックオアホワイトに決まってる。

ヘイヘイヘイ!♪
白でも黒でもどっちでもいいじゃん?
ラブアンドピーーース!
レッツパンダーマン!なう!

現地では、「monochrome」のオーナーであるあたしたちのマブダチ、
ゴロちゃんが待っている。
いつも無口で渋い男、モノクロームのハンサムボーイ、ゴロちゃん。
今日はいつもの真っ白いシャツを、白黒の縦縞に変えて、
男前に出迎えてくれるはずだ。

いざゆけ!俺たちパンダーマンとゆかいな仲間たちよ!
俺たちの夢はあの、白黒の向こう側に待っているのだ!

                             しいな・えいひ

第弐話カミングスーン!